会長挨拶
第50回日本小児放射線学会学術集会
第50回日本小児放射線学会学術集会を開催いたします。今回は、50周年の記念としてメインテーマを「温故知新」とし、大いに趣向を凝らしました。
テーマに因んだ特別講演を2題用意しました。1題は元本学会理事長の平松慶博先生に日本の小児放射線医学の半世紀にわたる歴史を振り返っていただきます。もう1題は、アイオワ大学の佐藤豊先生が急性腹症の画像診断についてパンドラの箱にたとえて話して下さいます。
シンポジウムでは、最近めざましく発展した重要な6領域それぞれについて、Expertによる基調講演と、公募、一部指定したシンポジストによる徹底討論を企画しました。
Film Reading Sessionも趣向を変え、“Pediatric Radiology in Action 2014”と題して、日米の放射線科医と小児外科医による読影室での画像カンファレンスを再現します。一流の先生方のやり取りから画像診断のエッセンスを学びとってください。
ランチョンセミナーでは、今、話題となっているCTによる被曝の問題とMRI検査時の鎮静のガイドラインについてわかりやすく話していただきます。
一般演題は全て示説として、若い研修医でもon the spotで熱い討論ができるようにいたします。
小児核医学を含む小児放射線医学に興味をお持ちの先生方の多くのご参加を心よりお待ちしております。
故きを温ね、新しきを知る旅へ!
第50回日本小児放射線学会学術集会
会長 窪田 昭男
和歌山県立医科大学 第二外科