テーマ:間口をより広く、奥行きを更に深く
会長:大塩 猛人(国立病院機構香川小児病院 外科)
第45会日本小児放射線学会を開催させていただくことになり、大変光栄なことであると共に、会員の皆様方のご援助に深く感謝しています。
今回の学術集会のメインテーマとして「間口をより広く、奥行きを更に深く」としました。本会は主として放射線科、小児科、小児外科などの関係する複数の診療科の医師で構成されています。これらの複数の診療科の医師が参加して、「小児放射線医学並びにこれに関連する研究の促進及び学際領域との連絡提携を図り、もって学術の発展と小児の健康増進に寄与する」ことを目的としています。そこで、特別企画1として初心に返り今回はテーマのごとく間口をより広く関連する学会や研究会の責任者または代表者を招聘し各学会や研究会の現状と今後についての講演を計画しました。特別企画2として、本学会45年の歴史と現状そして今後について現理事長甲英一田先生のご講演をお伺いすることとしています。また、奥行きを更に深く検討することとして広く一般演題を募集いたします。特に、臨床上画像診断と異なった症例や苦慮した症例を要望演題としました。小児放射線医学に携わるすべての先生方にとって有意義な学術集会となるように努力いたす所存であります。各先生方にはご援助を宜しくお願い致します。
本会学術集会も今回で45回目となります。今回小児外科医が本会を担当して開催することは9人目となり、また私自身は地方の小児病院の一小児外科医であり、諸先輩を差し置き開催することは僭越でありますがたいへん名誉なことと思っています。
四国讃岐はうどんの名所であります。全国から四国八十八ヶ所巡礼とともに“うどんツアー”として来訪があります。会場内にも出張のうどん店を設営する予定にしています。また、会場の近隣にも有名うどん店があります。学会の合間をみて是非とも、讃岐うどんをご賞味することをお勧めします。会員懇親会はかって四国と本州の間をつないでいた宇高連絡船の船着き場であった海辺のミケイラMIKYLAを用意しています。
前述のように今回は地方の小児病院外科が担当致します。至らぬことが多々あろうかと思われますが、会員にとってそして参加者にとって有意義な学術集会にしたいと心から望んでいます。先生方の積極的なご参加をそして活発な討論をお願いし、私の挨拶とさせて頂きます。